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脱皮?進化?-「今日も生きたね」THE NOVEMBERS(ザ・ノーベンバーズ)

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一段ずつ高みにあがっていく人もいる。そうでないといけないジャンルや仕事もある。THE NOVEMBERS(ザ・ノーベンバーズ)は突き抜けた。そう感じたのは2014年5月に発売されたシングル「今日も生きたね」を聴いたときだ。壁をぶち破ったのではなく、そっと扉を開くように自分たちの世界を広げた。

THE NOVEMBERS

 

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熱心なファンではない。日本にいくつもあるバンドのひとつに過ぎなかった。イメージとしてはART-SCHOOLのフォロワーだ。決してバンドとして新人ではないが、ART-SCHOOLの背中を追いかけていたように思う。

広い意味のオルタナティブ・ロック。それで間違っていないはずだ。歪んだギターでサビを盛り上げる。よくあるパターンを続けていた。それがまさか、こんなに美しい曲をつくるなんて想像もしていなかった。本当に「美しい」。

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5枚目のアルバム『Rhapsody in beauty』はこの延長上にある。完全に突き抜けた。THE NOVEMBERS(ザ・ノーベンバーズ)でしか出せない匂いがする。ようやく、このようなバンドが日本で現れたと思った。

バンドという形は輸入されてきたものだ。当然、モノマネから始まった。日本語にこだわったバンドもあった。英語と日本語の混ざったバンドも数多くある。モノマネから昇華できない数多くのバンドがあり、そして消えていった。

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THE NOVEMBERS(ザ・ノーベンバーズ)の音がつくりだす空気感の変化はもしかすると本人たちが自覚していないのかもしれない。バンドは不思議だ。ひとりだけが先走りしても浮いてしまうだけになる。メンバーの意志が重なりあうと音で会話ができる。だからこそ、バンドは面白い。

イイものはイイ。

2015年。アルバム『Elegance』が発表された。土屋昌巳がプロデュースに関わった。これからも目が離せない。まだまだ吸収してやろうという姿勢がうかがえる。これからの音を楽しみにしている。

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安定は止まると同義になるときがある。「この場所でいいや……」は止まるではなく後退だと考えている。時間は動く。止まっていると時間に置いていかれる。常に前向きに歩いていかなくちゃ。

それは音楽の世界だけの話じゃない。

そう、思っている。信じている。

 

yosh.ash

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