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yosh-ash’s Space

言葉・音楽・好奇心

「ジョセフへの追想」(渡辺多恵子)- 思い出すたびに切なくなるマンガです

comic prose weekly theme

「ジョセフへの追想」(渡辺多恵子)は別コミ別冊少女コミック)で、掲載されていました。1980年代の半ばです。このマンガを思い出すと、ものすごく切ない気持ちになります。名作です。

 

「ジョセフへの追想」の前に、別コミで「ファミリー!」を連載していました

 

簡単にまとめると、海外が舞台になった、タイトル通りの家族物語です。
主人公であるフィーを中心に、様々な出来事が起こるストーリーでした。
ちなみに、当時、わたしの実家で飼っていた犬の名前はフィー。

 

日本以外を舞台にした少女マンガは、この頃、とても多くありましたね。
例えば、「エイリアン通り」(成田美名子)、「カリフォルニア物語」(吉田秋生)など、でしょうか。

 

昔、わたしはweb上のハンドルネームをシャールと付けていました

 

「ファミリー!」は、ほのぼのとした空気でした。
思春期特有の悩みなども出てきます。
それでも家族間の愛情が基盤となっていました。
常に前向きな雰囲気が人気となった理由だと思います。

「ジョセフへの追想」は、まったく違う世界観でした。
一言で表すと、「ET」+「時をかける少女」です。
さらに、そこへ「どうしようもない運命のいたずら」が、のしかかっていました。

明から暗です。

「ファミリー!」連載終了後に、まさかの作品でした。
おそらく、別コミをリアルタイムで読んでいた人は衝撃だったと思います。
唖然とした読者も多かったでしょう。

それでも、このマンガは名作だと思っています。
たぶん、他にもいるはずです、同じような方が。でなければ、文庫本にもならなかったでしょう。

渡辺多恵子の代表作といえば、「はじめちゃんが一番!」や、テーマが新選組の「風光る」かもしれません。
それでも、わたしが代表作をひとつ選べと言われたら「ジョゼフの追想」と言い切ります。

未読の方は、ぜひ!

 

yosh.ash